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2024年3月15日

冬になるとお尻が痒くなる!? 肌老化による乾燥に要注意!


冬になると体のあちこちがかゆくなることがありませんか?

そのかゆみ、肌の乾燥が原因かもしれません。美尻研究所に通われるお客さまのなかでも、冬の体のかゆみ、お尻のぶつぶつに悩まされている方がいます。肌の乾燥が原因の場合が多いのですが、実際の所、乾燥の原因を知っている人は意外と少ないようです。

実は、肌乾燥の大きな原因の一つは、肌の老化によるもの。今回は、肌の老化による乾燥のメカニズムについて、詳しく紹介します。

お尻の痒みやぶつぶつを感じる方急増

あまり知られていませんが、お尻は季節を問わず、かゆみやぶつぶつ、赤みが出やすいパーツ。その原因は、お尻ならではの環境にあります。

お尻は、常に下着や衣類によって包み隠されている場所です。そのため蒸れやすく、下着や衣類の摩擦刺激も受けやすい部分です。お尻は他のパーツよりも毛穴が多いため、摩擦刺激を受け続けると毛穴が詰まりやすくなります。

さらに常に蒸れていることで皮脂が過剰に分泌されやすく、毛穴の詰まりや毛穴内の炎症を引き起こしやすいパーツです。その結果、お尻にかゆみが出たり、ぶつぶつができたりと色々な肌トラブルが生まれてしまいます。

さらに冬は、肌の乾燥も加わり、かゆみやぶつぶつの症状が出やすくなります。特に冬の終わりから春にかけての季節の変わり目は、症状が強く出る方が急増します。その原因は、乾燥を引き起こす肌の老化が深く関係しているのです。

原因は冬の乾燥や肌の老化にあった

私たちは特に顔表面の老化に敏感です。シワやシミ、たるみなど、顔に現れる老化現象については、すぐに気づけるできる方がほとんどでしょう。顔の表面の変化に気づきやすいのは、毎日必ずチェックしているから、些細な変化に気づくことができるのです。

では、体の変化はどうでしょうか。体型の変化は服を着ていてもわかりますが、肌の変化は見逃しがちです。私たちの肌は、3つの保湿因子によって、肌内部に水分をため込んで保湿し、なおかつ水分の蒸発を防いでいます。

まず1つ目の保湿因子は、肌表面を覆う皮脂膜です。皮脂膜はその名の通り、皮脂が主成分となる天然の保湿クリーム。皮脂の油分と汗の水分が混ざり合ってできています。肌表面を皮脂膜が覆うことで、肌内部の水分の蒸発を防いでいます。

2つ目は、天然保湿因子(NMF)と呼ばれるアミノ酸が主成分の保湿因子。水分と結合しやすい性質を持つことで、水分を抱え込み、自分の周囲に水分を集める作用があります。この働きにより、肌内部のすみずみまで水分を巡らせているのです。

そして3つ目が、角質細胞間脂質と呼ばれるセラミドが主成分の保湿因子。私たちの肌内部では、角質細胞がレンガ壁のように何層も積み重なっています。その角質細胞同士の間を埋め、離れないように、崩れないようにしている「接着剤」が細胞間脂質です。水分をサンドイッチ状に挟み込み、肌内部からの蒸発を防いでいます。

肌が乾燥すると、皮脂膜が十分に肌表面を覆えなかったり、肌内部の水分の蒸発とともに天然保湿因子も外へ流失したり、角質細胞間脂質の層が崩れ、水分の蒸発を防げなくなる…と言うように、この3つの保湿因子が十分に機能しなくなります。

そして乾燥した肌は、肌内部で目にはみえないほどの軽い炎症を引き起こします。さらにかゆみを感じる知覚神経が肌内部の乾燥によって本来の場所よりも肌表面に伸びてくることで、些細な刺激でもかゆみを感じるようになるのです。

肌の乾燥は、空気の乾燥や保湿不足など、肌の外からの影響によるものが多いですが、加齢による肌老化も、このようにして乾燥を引き起こします。

肌表面を覆う皮脂膜の生成をおこなう皮脂は、20歳前後をピークに年々減少していく上に、体内で生成される天然保湿因子やセラミドの生成量も減少し、肌の保湿因子の機能が低下してしまうのです。そのため、加齢とともに肌本来の保湿力が低下し、乾燥しやすくなります。

肌老化による乾燥は、白い粉がふくような軽度のものから、ひび割れて魚のうろこのように浅いひび割れがでる重度なものまで、症状はさまざま。ただし共通する症状として、乾燥による肌のかゆみを伴う場合が多いです。

そしてかゆい部分をかきむしると、赤い発疹や小さなぶつぶつが出やすくなり、かゆみとともに赤い湿疹、湿疹跡に悩むことになってしまうのです。

このような肌老化の症状は、早い方だと30代のころから症状が出始めるとか。老化を食い止めることはできません。だからこそ、老化にともなう肌の変化にあわせたケアが大切になるのです。

正しい入浴と保湿で冬のお尻を守る


肌を乾燥させないために大切なことは、加湿と保湿です。特に冬の外気は乾燥しています。とはいえ、外気を加湿することは難しいですね。外では、なるべく肌を外気に触れないようにするのが大切です。

そして冬に重要なのが、室内の加湿です。冬の室内はエアコンなどの使用により、外気よりも乾燥している場合が多いです。室内の湿度は50%を目指すようにしましょう。加湿器や濡れたタオルなどを上手に活用してみてください。

また観葉植物を置くのも加湿に効果があります。植物の根から水分を吸収し、葉から水分を蒸発させる作用が、天然の加湿器と同じ作用があると言われているからです。観葉植物を置き、水やりや葉への霧吹きをおこなうことで、室内の湿度を上げることができます。

水やりなどが難しい場合は、水耕栽培の観葉植物を取り入れるのがオススメです。観葉植物での湿度調整は、湿度を上げるだけではなく、リラクゼーション効果も高まるので、ぜひ試してみてください。

そして、肌を乾燥させない習慣も大切です。私たちの日常で、一番肌が乾燥しやすいタイミングが入浴です。入浴時は、湯船に浸かる場合もシャワーだけにする場合でも、肌を乾燥させるポイントがあります。

まずは体を洗うタイミングです。体を洗うとき、ナイロン製のゴワゴワしたタオルやスポンジを使っていたら、要注意。ナイロン製のタオルなどは、肌への刺激となって、乾燥を促進させる恐れがあるのです。タオルなどを使用する場合は、天然素材を使用した軟らかい布を選ぶようにしましょう。

また洗い方も重要です。ゴシゴシと力強く洗っていると、肌に摩擦刺激を与え、肌を乾燥させてしまうのです。肌を洗うときは、優しく撫でるように洗うのが鉄則です。

さらに体を洗い流す時や湯船の温度も要注意。40度以上のお湯は、肌の乾燥を促進させます。なるべく40度以下のお湯を使用するようにしましょう。そして長湯も肌にはよくありません。長湯すればするほど肌がふやけてしまい、肌が乾燥しやすくなってしまいます。特に乾燥しやすい冬の季節は、入浴時間も考慮するようにしましょう。

そして入浴後、上がった瞬間が何よりも大切です。上がった瞬間は、肌の表面温度が上がっていることで、化粧品の浸透率が高まっている一方で、汚れとともに皮脂も洗い流しているため、日常で最も乾燥しやすいタイミングです。入浴後、10分以上スキンケアをおこなわなければ、入浴前よりも肌が乾燥することがあるほどです。

入浴後は、顔や髪も含めて、全身を5分以内にケアすることがオススメです。
顔のスキンケアだけではなく、体もしっかり保湿することで、かゆみや肌老化による乾燥を予防できます。

特に手の平のシワがくっきり、はっきり出ているときは、肌が乾燥しているサインのため、より念入りに保湿ケアをおこなうようにしましょう。

お尻がかゆくなる!? 肌老化による乾燥に要注意!まとめ


肌の乾燥は外からの要因だけではありません。肌の老化によるものもあります。乾燥は、肌のかゆみや湿疹など肌トラブルを引き起こします。かゆみが出る前に、かゆみの症状を抑えるためにも、お尻をふくめて全身の保湿ケアと室内の加湿を徹底して、乾燥しらずのみずみずしい肌を手に入れましょう。

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