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2021年8月7日

長時間座ると寿命も縮む!?汚尻になる原因と正しい座り方

あなたは1日のうちのどれくらいの時間、座っていますか?

近年、「長時間座ると寿命が縮む」ということが取り上げられる機会が多くなっています。長時間座りっぱなしの状態はただ運動不足なだけではなく、血行不良などを引き起こし、寿命を縮めてしまうことが、さまざまな研究から明らかになりました。

座りっぱなしは、寿命を縮めるだけではなく、私たちのお尻にも大きな影響を与えます。今回は、長時間座ると寿命が縮むリスクと改善策について紹介します。

座り時間が長くなることよる寿命への関係


「1時間座ると寿命が22分縮む」という文言を聞いたことはありますか?

これは2012年にオーストラリアのグループの研究から導かれた数字です。もともとこのグループは、長時間のテレビ視聴による体への影響を研究していました。長時間のテレビ視聴をおこなう方は、運動不足による肥満はもちろんのこと、がんや心血管疾患関連の死亡リスクが通常よりも高まることが判明したのです。

そのほか糖尿病や認知症との関連もあると考えられています。そんななか、テレビ視聴と同様にデスクワークのような長時間座っている状態も、同じように死亡リスクを高め寿命を縮むことが分かりました。

長時間座る状態が続くと、私たちの足は自然とむくみやすくなったり、冷えやすくなりますね。それは下半身の筋肉を長時間使用しないためにおこります。長時間座ると寿命が縮むということの理由は、はっきりとは解明されていませんが、下半身の筋肉を使用しないことが大きく関係していると考えられています。

私たちの下半身には、全身の筋肉の約7割が集結しています。特にふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど大事な場所であり、心臓から下半身にかけて巡ってきた血液を心臓へと押し戻す役割があります。その際、血液を上半身に送る時に使われるのが、ふくらはぎの筋肉です。

しかし長時間の座りぱなしの状態は、ふくらはぎを含めた下半身の筋肉を使用しないことから血液の流れを滞らせてしまいます。それにより血管機能を低下させるリスクが指摘されているのです。血液は、循環する際に糖などの栄養素も全身に巡らせ、各細胞などの必要な場所に、必要な栄養素を補給します。

しかし下半身の筋肉を使用しないことで、血行不良がおこれば栄養素を運ぶことができない上に、血液中の糖や中性脂肪などの濃度が高まることで、血管機能を低下させるリスクがあるのです。

血管機能が低下すれば、当然のように糖尿病などの生活習慣病リスクや死亡リスクを上昇させ、寿命を縮めてしまうのです。座りっぱなしの状態によるリスクは、ただの運動不足とは異なります。また週末に運動したからといって、解決できるものではありません。

2011年にWHOは、長時間座っている状態は「世界で年間200万人の死因になる」とも発表しています。長時間座ると寿命が縮むという研究結果は、いまや目をそむけることのできない、大きな問題になっているのです。

日本人の座り時間は長い

長時間座ると寿命が縮むという基準は、どれくらいの時間となるのでしょうか。明確な時間は、発表されてはいませんが、1日に8時間以上座っている人は、座っている時間が3時間未満の人と比べて、死亡リスクが1.2倍になると言われています。

カナダでは1日に8時間以上座らないようにガイドラインが出されているほどです。またイギリスでは、就業時間中に少なくとも2時間、理想は4時間座っている時間を減らして、立ったり、歩いたりする低強度の活動にあてるべきであるといったガイドラインも出されているそうです。

それでは日本では平均どれくらい座っているのでしょうか。日本は、平日に座っている時間が平均7時間ということがわかりました。この時間は、他の諸国よりも長く、とても危険です。特に現在は新型コロナウイルスの影響により、リモートワークが推奨されていることで、通勤することが少なくなり、もっと多くの時間、座っている可能性があります。

日頃から意識して座りっぱなしをケアし、血行不良を予防する必要があるのです。

お尻への負担

長時間座ると寿命が縮むだけではありません。私たちのお尻にも深刻な影響を与えます。長時間座っている状態が続くことで、お尻は常に上半身の体重を支え続けます。

それにより、お尻が蒸れやすくなり、乾燥によるざらつきやニキビなどの肌トラブルを引き起こすリスクも高まるのです。さらに長時間座っていると、お尻を含めた下半身の筋肉を使用しないことで、お尻のシルエットまで崩れやすくなってしますのです。

さらに長時間座り続けていると血行不良をおこし、足のむくみが発生しやすくなります。そのまま放置すれば、お尻にセルライトを引き起こすリスクまでも高めてしまうのです。

美尻に導くためにも、美尻をキープするためにも、長時間座りっぱなしの状態を避ける必要があるのです。

座りっぱなしから脱却しよう

座りっぱなしの状態を解決する方法は、動くことですね。デスクワークのときこそ、動くことを意識してみましょう。理想的なのは、30分に1度立ち上がり、動くことだそうです。

それが難しい場合は、1~2時間ごとに10分程度立ち上がって軽く動くことで長時間座ると寿命が縮むことを軽減する効果があるようです。

とはいえ、仕事によっては、難しい場合もあることでしょう。そんなときは、定期的に足元のストレッチを取り入れましょう。最も簡単な足元のストレッチといえば、足首を回すこと。片足30秒ずつ足首を気持ち良いスピードで回しましょう。

そのほか、座ったままの状態で片足を伸ばし、かかとを前方へ押し出したり、つま先を前方へ押し出すストレッチを取り入れてみてください。座りっぱなしだったことで動かしていなかったふくらはぎ周辺の筋肉に刺激を与えることで、血行を促進するほか、むくみ予防にもつながります。

もちろん動ける場合は、その場に立ち上がり、軽く足踏みするだけでも効果的です。リマインダーなどを使用して、座りっぱなしを避けるように心がけましょう。

また最近では、スタンディングデスクを取り入れる方も増えていますね。座りっぱなしの状態を回避するために、有効ですが、スタンディングデスクの前にずっと同じ姿勢で仕事をおこなっていれば、その状態もまた下半身の筋肉を使用しません。スタンディングデスクを使用する場合もこまめに足元を動かすように意識してみましょう。

また自宅も座りっぱなしを避けるよう心がけることが必要です。自宅に階段がある場合は、定期的に階段の上り下りをするのがオススメです。長時間座っていたり、動いていなければ、ストレッチなどを取り入れるように心がけてくださいね。

長時間座ると寿命が縮む!?まとめ


長時間座ると寿命が縮むことは現代で深刻な問題です。そして長時間座り続けることは、私たちのお尻にも深刻な影響を与えます。座りっぱなしを予防するためには、意識して動くことが大切です。動くことが難しい場合は、定期的にストレッチを取り入れるようにしましょう。

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