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2023年4月15日

生理によるお尻ニキビの悪化!?女性ホルモンとニキビの関係とは


女性に毎月やってくる月経(生理)。生理は心身にさまざまな影響を及ぼしますね。その一つが、生理前から生理中にかけてできる「ニキビ」。もちろんこのニキビは顔にとどまらず、体のいたるところ、そしてお尻ニキビもできやすくなります。

生理中のニキビは、発生するだけではなく、悪化しやすい特徴もあります。そんな生理中のニキビの対策法を今回は紹介します。

お尻ニキビの原因とは

どこの部位のニキビも、メカニズムは同じです。なんらかの原因によって、角質が厚くなり、毛穴の出入り口を狭めます。入口が狭まった毛穴は、通常よりも詰まりやすい状態になりますね。すると本来、毛穴の外に排出されるはずだった皮脂や古い角質などが毛穴の中に溜まりやすくなり、これらが混ざり合って角栓ができます。

その結果、角栓が毛穴の入り口を完全に塞いでしまい、皮脂が毛穴内に溜まってしまいニキビが発生しやすい状態となるのです。

毛穴内に皮脂が大量に溜まると、毛穴が盛り上がり、白ニキビが発生します。この白ニキビができている毛穴の中の状態が、大好きな菌がいます。それが皮脂の大好きなアクネ菌です。

アクネ菌は毛穴内にもともと存在している菌ですが、酸素が苦手なためニキビには発展しません。しかし白ニキビができている毛穴内は、皮脂が豊富で酸素が少ない毛穴が詰まった状態では、アクネ菌はみるみるうちに増殖し、炎症をおこします。

この炎症がおきた状態が赤いポツポツとした毛穴の盛り上がり…つまり赤ニキビと呼ばれる一般的なニキビです。

さらに炎症が進むと、毛穴内に膿がたまり、赤いニキビの中心部分に膿が透けて見える「膿胞ニキビ」へと悪化してしまうのです。膿胞ニキビは、炎症が毛穴の周りまで広がってしまうために治りにくく、治ってもニキビ跡になりやすいニキビなので注意が必要です。

この状態のニキビは、「指で潰したほうがニキビの治りが早い」と思っている方もいらっしゃいますが誤解です。素人がニキビを潰してしまうと炎症を広げ、ニキビ跡やニキビのさらなる悪化を招きかねません。できてしまったニキビは絶対に触らず、潰さず、完治を待つようにしましょう。

ニキビは顔にできるものと思われがちですが、お尻はとてもニキビができやすいパーツです。お尻はいつも衣類に包まれ、衣類の摩擦を受け続けています。この状態こそがニキビの原因。私たちの体は、とても体想いです。お尻の摩擦刺激から肌を守ろうと角質を厚くして、ニキビの発生を招いてしまうのです。

さらにお尻は蒸れやすいパーツ。蒸れ続けると、外からの刺激に敏感になるため、やはり体は角質を厚くして、お尻の肌を守ろうとします。その結果、毛穴の出入り口が狭くなり、ニキビができやすくなってしまうのです。

もちろんそれ以外にもニキビの原因は、ストレスや食生活、紫外線などさまざま。お尻ニキビの場合、お尻ニキビの原因は、生理とも深い関係があるのです。

生理中のニキビの悪化は女性ホルモンのせい?

生理中にニキビができやすい、悪化しやすいと感じたことはありませんか。生理中のニキビの発生やニキビの悪化は、女性ホルモンの分泌と関係があります。

女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。女性ホルモンは、排卵周期で優位になるホルモンの種類が変わります。

排卵後から生理がはじまるまでは「プロゲステロン」「黄体ホルモン」と呼ばれる女性ホルモンが優位になります。このホルモンは、妊娠に備えるために体を整える働きがあります。その働きのひとつに、皮脂の分泌量を増やす働きがあり、生理前から生理中にかけてのニキビの発生や悪化を招いてしまうのです。

また生理前特有の、イライラや食欲の増加もこのホルモンの働きによるもの。イライラなどのストレスを感じるとアドレナリンが分泌されることで、さらなる皮脂の分泌を促してしまい、ニキビが発生しやすく悪化しやすい環境を作ってしまうのです。

ちなみに思春期のニキビは、女性ホルモンではなく、男性ホルモンの分泌が活発になるのが原因。男性ホルモンもまた、皮脂の分泌を増加させるため、ニキビの発生や悪化を招いてしまうのです。

また生理中のニキビの悪化はナプキンによる蒸れも関係しています。生理中はニキビにとって好条件の環境が整うため、ニキビの発生やニキビの悪化が進んでしまうのです。

生理中のニキビの悪化を防ごう


生理中のニキビの悪化を防ぐためには、さまざまな対策法があります。なかでも私のオススメは、お尻の洗い方の見直し、保湿ケアの徹底、そして蒸れ対策です。

お尻に係わらず、ニキビができてしまうと、しっかりと念入りにその部分を洗おうとする方が多いです。しかし、洗いすぎは要注意。肌に必要な皮脂までも洗い流すとさらなる皮脂の分泌を招き、ニキビを悪化させてしまうことが多いのです。

お尻ニキビができているかどうかにかかわらず、お尻の洗い方は洗顔と基本は同じです。お湯の温度に気をつけながら、たっぷりの泡で優しく、手早く洗うことが大切です。

お尻を洗う際にお湯の温度が高すぎては、必要な皮脂まで溶かしてしまい、肌の乾燥を招き、ニキビができやすくなります。適温は38度です。40度を超えないよう注意しながら優しく洗ってあげましょう。

またすすぎ残しも、ニキビの原因になります。洗った時間と同じ時間、もしくはそれ以上の時間をかけてすすぐことが大切です。今回紹介した洗い方を今日から実践してみてくださいね。

そして、汚れを落とした後は、保湿の徹底が大切です。ニキビがあると、保湿したくないと思っている方もいますね。しかし肌の乾燥は、さらなるニキビの発生を促し、ニキビを悪化させてしまいます。

保湿ケアの油分が気になる場合は、お尻ニキビ専用の化粧品も増えているので、ぜひ試してみてください。保湿の徹底は、ニキビの悪化を防ぐだけではなく、オールシーズンのニキビの発生予防につながりますよ。

そして生理中は、お尻の蒸れを少しでも軽減することが重要です。生理中のサニタリーショーツは蒸れやすい素材が多く、ナプキンも併用することで、さらなる蒸れを招き、ニキビが悪化してしまいます。

生理中のニキビが気になる場合は、サニタリーショーツもできるだけ綿素材などにかえ、通気性の高い環境を作りましょう。またナプキンも使い捨てのナプキンとともに布ナプキンを使用すれば、通気性がさらに高くなり、お尻の蒸れを軽減できます。また吸水ショーツも通気性が高いものが多くなっています。ぜひ取り入れてみてくださいね。

そのほか、質の良い睡眠やバランスのとれた食事もニキビ対策に重要です。これらは女性ホルモンのバランスを整えるのにも役立ちますよ。

女性ホルモンとニキビの関係とはまとめ


生理中のニキビの発生や悪化は女性ホルモンの働きと深く関係しています。生理とは上手に付き合うことが大切です。今回紹介した生理中のニキビ対策は、生理中にかかわらず実践することで、毎日のニキビ対策にもつながります。ぜひ、試してみてくださいね。

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